2012年 11月 12日
アース線の太さに関して・・・ |
倉庫で,アースを色々と実験をした結果は,それぞれの装置からトランスまでの間,以下の線材の太さを試しました。
・CV8スケア ・CV5.5スケア ・CV3.5スケア ・CV2スケア
すべてフジクラ電線です。アース線が細くなればなるほど,高域の伸び,音像定位がシャープになっていきました。それより細い線材(50芯)も試しましたが,CV2スケア以上の効果を感じることはありませんでした。
(あ・・・でも,マイクロBL111~オルトフォンT30~マッキンC28の間は,50芯が良かったな・・・)
本日・・・あることを依頼されました。
「先日アース工事を行ったけれど,パワーアンプのアースが電源ケーブルの関係でどうも浮いているみたいだ。このアースをきちっと落とすとどうなるのか・・・試したい。」
そのアース工事は,私も立会いましてどのくらい苦労したかも知っていますし・・・。それに,思い込みもあり,第3者的に評価をしてくださる方(ご本人いわく,「オーディオマニアではない(笑)」,電気的な機械に詳しい人)に同行をお願いし,付き合っていただきました。
簡単に機器の構成
・CDT→モノラルDAC→プリアンプ→モノラルパワーアンプ4台(左右2台ずつ)→スピーカーをバイアンプ駆動
・クロック,CDT,モノラルDACのボディーアースは,プリアンプのボディーアースに繋がっている
・パワーアンプのアース線は極細で4本束ねて,プリアンプのボディーアースに繋がっている
そこで,色々と試すことにしました。
・HBL8215Cを使いアースだけを1本取り出したものを使用
・アースラインはCV2スケア1本。これをプリアンプのボディーアースに繋ぐ(単純に追加だけ)
もともとのS/Nは半端なく,部屋の静けさ,機器の静けさは群を抜いています。繋ぐだけで,もっと静かに感じます。しかし,出てきた音は若干ざらつき高域が耳に突き刺さります。
・アースラインを分け,パワーアンプのボディーアースをCV2スケアで独立させてコンセントのアースに繋ぐ
(モノラルアンプ2台分を1本に,その左右2本をHBL8215Cに繋ぎコンセントのアースに)
中低域の押し出しが強く,音像定位が肥大に。また,高域の抜けが悪く倉庫で実験したときの,アース線が太いときの現象と同じ感じ。
また,プリのアースはコンセントに繋がず独立させたかというと・・・
・回路的には,上流機器(CDT,DACなど)はノイズ対策がしっかりされているはず。
・パワーアンプは回路が単純なだけにノイズが出ると思われる。
・機械にはノイズなのか音楽成分なのか区別は出来ないはず。
・ならば,独立させてパワーアンプからのノイズ源を断ち切りアースに逃がすほうが良いのではないか
マッキンのC28にはアースが在りません。マッキンMC2300にはアースがしっかりついています。それもひとつのきっかけです。
さて・・・私だけなら,「エージングでどうにかなるかな・・・」と思っていたときに,同行した人が一言
「もともと使っていたアース線に戻しましょう!」
なるほど。この方,車のパーツでもそうなんですが,高価なパーツでも自身が必要ないと思われると,即外し,オークションに流します。
元に戻す・・・今回の私にはない発想でした。(はぁ,先入観が入るとダメだぁ)
・極細アース線をモノラルアンプ2台分をまとめCV2スケア1本に,その左右2本をHBL8215Cに繋ぎコンセントのアースに
ノイズの回り込みも少なく,S/Nも良いまま。高域の突き刺さる音は少なく,音のバランスは一番良かったときに近づきました。また,中高域と低域のつながりも良くなりました。
う~ん。今回はCV2スケアでも太すぎたってことですね。適材適所,非常に難しいです。
勉強になりました。
・CV8スケア ・CV5.5スケア ・CV3.5スケア ・CV2スケア
すべてフジクラ電線です。アース線が細くなればなるほど,高域の伸び,音像定位がシャープになっていきました。それより細い線材(50芯)も試しましたが,CV2スケア以上の効果を感じることはありませんでした。
(あ・・・でも,マイクロBL111~オルトフォンT30~マッキンC28の間は,50芯が良かったな・・・)
本日・・・あることを依頼されました。
「先日アース工事を行ったけれど,パワーアンプのアースが電源ケーブルの関係でどうも浮いているみたいだ。このアースをきちっと落とすとどうなるのか・・・試したい。」
そのアース工事は,私も立会いましてどのくらい苦労したかも知っていますし・・・。それに,思い込みもあり,第3者的に評価をしてくださる方(ご本人いわく,「オーディオマニアではない(笑)」,電気的な機械に詳しい人)に同行をお願いし,付き合っていただきました。
簡単に機器の構成
・CDT→モノラルDAC→プリアンプ→モノラルパワーアンプ4台(左右2台ずつ)→スピーカーをバイアンプ駆動
・クロック,CDT,モノラルDACのボディーアースは,プリアンプのボディーアースに繋がっている
・パワーアンプのアース線は極細で4本束ねて,プリアンプのボディーアースに繋がっている
そこで,色々と試すことにしました。
・HBL8215Cを使いアースだけを1本取り出したものを使用
・アースラインはCV2スケア1本。これをプリアンプのボディーアースに繋ぐ(単純に追加だけ)
もともとのS/Nは半端なく,部屋の静けさ,機器の静けさは群を抜いています。繋ぐだけで,もっと静かに感じます。しかし,出てきた音は若干ざらつき高域が耳に突き刺さります。
・アースラインを分け,パワーアンプのボディーアースをCV2スケアで独立させてコンセントのアースに繋ぐ
(モノラルアンプ2台分を1本に,その左右2本をHBL8215Cに繋ぎコンセントのアースに)
中低域の押し出しが強く,音像定位が肥大に。また,高域の抜けが悪く倉庫で実験したときの,アース線が太いときの現象と同じ感じ。
また,プリのアースはコンセントに繋がず独立させたかというと・・・
・回路的には,上流機器(CDT,DACなど)はノイズ対策がしっかりされているはず。
・パワーアンプは回路が単純なだけにノイズが出ると思われる。
・機械にはノイズなのか音楽成分なのか区別は出来ないはず。
・ならば,独立させてパワーアンプからのノイズ源を断ち切りアースに逃がすほうが良いのではないか
マッキンのC28にはアースが在りません。マッキンMC2300にはアースがしっかりついています。それもひとつのきっかけです。
さて・・・私だけなら,「エージングでどうにかなるかな・・・」と思っていたときに,同行した人が一言
「もともと使っていたアース線に戻しましょう!」
なるほど。この方,車のパーツでもそうなんですが,高価なパーツでも自身が必要ないと思われると,即外し,オークションに流します。
元に戻す・・・今回の私にはない発想でした。(はぁ,先入観が入るとダメだぁ)
・極細アース線をモノラルアンプ2台分をまとめCV2スケア1本に,その左右2本をHBL8215Cに繋ぎコンセントのアースに
ノイズの回り込みも少なく,S/Nも良いまま。高域の突き刺さる音は少なく,音のバランスは一番良かったときに近づきました。また,中高域と低域のつながりも良くなりました。
う~ん。今回はCV2スケアでも太すぎたってことですね。適材適所,非常に難しいです。
勉強になりました。
by je5cxr
| 2012-11-12 04:01
| オーディオ
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